内臓脂肪がたまりやすい人とたまりにくい人

内臓脂肪がたまる体質には個人差があります。
特に、私たちアジア人は脂肪を溜めやすい体質だといわれています。
これには太古の昔から培われてきた文化が関係しており、
日本人がDNAとして持ち合わせている体質に原因があります。

 

日本人の体質構造

日本人は太古の昔から、少量の食料でも栄養素を体の中に溜め込むことが出来る人種として体が構造されていました。
畑を耕して野菜を作り、山の動物や海の幸から貴重なタンパク源を摂り生活をしていて、四季の移り変わりの中で食料が豊富にとれない時期もありました。
そのような環境に体が対応して創られた日本人は、貴重な脂肪分は出来るだけ体に溜め込む体の構造と、
野菜を中心とした食事が合う体の創りになっているのです。

 

その点、肉食文化の欧米人は日本人よりも内臓脂肪はたまりにくいと言われています。

アメリカ人が太っている原因のほとんどは皮下脂肪で、体への悪影響は少ないといわれています。
しかし、肉食文化がなかった日本人民族が肉を食べだした事で体内に余分な脂肪が溜まりはじめ、体へも悪影響を及ぼす内臓脂肪に悩まされるようになったのは言うまでもありません。
日本人の体の創りは、肉食文化向きにつくられていないから、このようなトラブルが起きはじめるのです。

 

日本人と欧米人の体質の違い

欧米人の体型と日本人の体型を比べてみると一目で分かるように、まず足の長さが違いますよね。
これは、肉食文化の欧米人は腸が短く、日本人の草食文化では腸が長く創られているからです。

 

日本人は野菜を発酵させて分解させて排泄するために腸が長く作られており、欧米人の肉食文化では体の中で肉はすぐに腐敗してしまうので腸が短く、素早く体から排出されるように創られています。
このような体のつくりの違いと食文化の違いが大きく体に作用しているのです。

 

同じ日本人でも体質の違いはある

しかし、生まれつき内臓脂肪がつきにくい体質の人もいます。
食べても食べても太らない、羨ましい体質の方が皆さんの周りにもいらっしゃるのではないでしょうか。
これは、個人が持ち合わせている体質と遺伝子が原因で、特殊能力のようなものです。
彼らは、食事によって摂取したエネルギー源を放出する能力を持っています。
つまり、代謝がいいのです。

 

その反対に、内臓脂肪がたまりやすい遺伝子を持って生まれている人もいます。
これも遺伝子の関係で、ミトコンドリア遺伝子の異常など、食事によって体内にとりこまれたエネルギー源を効率よく燃やさずに、脂肪に変えて体に溜め込むのです。
中には脂質代謝異常と言う病気の場合もありますので、注意が必要です。

 

良く、代謝がいいとか悪いとか言われますが、これこそがエネルギーを燃やせるか燃やせないかの体質の判断基準になっていて、基礎代謝が高い人は内臓脂肪もたまりにくく、基礎代謝が悪い人は内臓脂肪がたまりやすいと言われています。

 

基礎代謝は生活習慣や食べ物、運動量で体質改善が望めるものなので、内臓脂肪がたまりにくい体質を作る事が重要です。