内臓脂肪増加による「アルツハイマー」の危険性

アルツハイマー型認知症は、脳の神経細胞が損傷・破壊されることによって
脳が委縮してしまう病気で、認知症の過半数は、このアルツハイマー型認知症に該当します。

 

アルツハイマー型認知症は原因不明!?

 

アルツハイマー型認知症は、昔から「原因不明の認知症」と言われ続けてきました。

 

確かに、アルツハイマーの原因は今でも完全解明はされていません。
しかし、近年の医学の発展により、そのリスク要因についてはいくつか解明されつつあるのです。

 

そんな「アルツハイマーリスクを高める要因」のひとつとして
挙げられるのが、内臓脂肪なのです。

 

 

内臓脂肪がアルツハイマーリスクを高める理由

 

なぜ、内臓脂肪がアルツハイマーのリスクを高めるのかというと、
これには2つの理由があります。

 

まずひとつは、内臓脂肪が多すぎると、
脂肪細胞から分泌される物質アディポサイトカインの善玉と悪玉のバランスが崩れて
悪玉優勢になり、その悪玉アディポサイトカインが、
脳神経細胞の先端部を傷つけ、破壊していく「アミロイドβ」という物質を凝集させてしまうため。

 

そしてもうひとつの理由は、
内臓脂肪は糖尿病の大きなリスク要因としても挙げられていますが、
糖尿病やその予備軍などで、インスリンの働きが低下している人は、
「インスリンによるアミロイドβ分解がうまくいかず、
神経細胞の保護力が弱まってしまう」という状態になるためです。

 

まとめると「脳神経細胞を損傷・破壊させる物質が増え、
さらに損傷や破壊から保護する力そのものも弱ってしまう」ということですね。

 

もちろん、最初に述べた通り、現在のところアルツハイマーの原因は
完全解明はされていないので、「内臓脂肪対策をすればアルツハイマーは完全に防げる」
というわけではありません。

 

しかし、内臓脂肪対策をするのとしないのとでは、やはりリスク度が違ってくるので、
やらないよりやった方がはるかにいい、というわけです。