植物油と内臓脂肪

「動物油より植物油のほうがいい」の考え方の危険性

動物油と植物油を比べると、
植物油のほうがヘルシーで体にいいというイメージがありますよね。

 

確かに動物油は、中性脂肪を増やしたり、血液をドロドロにするリスクが高い
飽和脂肪酸の割合が多いのは事実です。

 

しかし…植物油の中には、
そんな動物油よりはるかに体に悪いものもあるということをご存知ですか?

 

 

トランス脂肪酸は動物油よりも有害!

 

植物油の中でも、動物油よりはるかに危険な油として挙げられるのが、
マーガリンやショートニングなどです。

 

なぜなら、これらには「トランス脂肪酸」という有害な脂肪酸が
たっぷり含まれているからです。

 

マーガリンの原材料の一つである「食用精製加工油脂」の中には、
水素添加によって硬化させた油脂が含まれています。

 

この水素添加の過程で、大量のトランス脂肪酸ができてしまうのです。

 

そして、「内臓脂肪と食事の深〜い関係」のページでも触れている通り、
トランス脂肪酸は内臓脂肪型の肥満を引き起こす事で有名な油でもあります。

 

事実、2008年に国際連合食糧農業機関(FAO)及び世界保健機関(WHO)によって
発表された『脂肪及び脂肪酸に関する合同専門家会合の報告書』にも
「工業的に作られたトランス脂肪酸は、冠動脈性心疾患死・突然死・糖尿病・
内臓脂肪の腹囲への蓄積、脂質異常・高血圧・高血糖などのリスクに関連していることは
おそらく確実な根拠がある(大多数の研究で結果が一致している)」という趣旨の
結論が出されています。

 

こうしたトランス脂肪酸の危険性を考えると
「バターやラードの代わりにマーガリンを使う」などというのは、
健康的どころか完全に逆効果なのです。

 

バターやラードの代わりに植物油を使うなら、
オリーブオイルなど、もっと健康的な植物油を使う方がおすすめですよ。

 

 

リノール酸の摂り過ぎにも注意

 

植物油の注意点としてはもうひとつ、
「リノール酸豊富な油を摂り過ぎてはいけない」というのも挙げられます。

 

実は、リノール酸は「コレステロール値を下げる体にいい油」として、
大いにもてはやされた時期が、過去にありました。

 

しかしその後「リノール酸の適量摂取は必要だが、過剰摂取してしまうと
脂肪の蓄積・ドロドロ血・アレルギー・発がんなどのリスクを高めてしまう」
ということが分かったのです。

 

厄介なことに、サフラワー油・サラダ油・綿実油・トウモロコシ油・コーン油・大豆油・
ごま油・ラー油など、料理に使われる油の大半には、リノール酸が多く含まれています。

 

「普通の食生活をしているだけで、リノール酸の摂り過ぎになってしまっている」
というのが、日本人の現状なのです。

 

料理を自分でやることが少ない男性の場合、
「食生活での油の量を減らす工夫」というのは難しいかもしれませんが、
サラダにノンオイルドレッシングをかけたり、
できるなら家族に「調理の油の量を減らしてほしい」と頼むなどして
少しでもリノール酸過多の状況を改善し、
さらにカロリーオーバー防止にも繋げたいものです。

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