内臓脂肪が気になる人は高コレステロール食品を食べてはいけない?

内臓脂肪が気になる人にとって、
食事で気になることのひとつとして挙げられるのが
「高コレステロール食品を食べてはいけないのではないか」ということです。

 

実際のところは、どうなのでしょう?

 

意外にも、大半の人はあまり気にする必要なし!

 

「内臓脂肪が気になる人は、
高コレステロール食品を食べてはいけない」というのは
本当なのかどうかというと…

 

意外にも、「大半の人は、高コレステロール食品であっても、
通常量であれば食べても問題ない」というのが答えです。

 

なぜそんなことが言えるのかというと、そもそも、体内のコレステロールというのは、
その7〜8割が肝臓で作られ、食事から摂るコレステロールの量は2〜3割程度なのです。

 

しかも、食事から摂るコレステロール量が増えると、肝臓はその分だけ
コレステロール生成を抑えるという形で働くため、バランスはきちんと取れるのです。

 

事実、アメリカの心臓病関係の学会・ACC/AHAは2013年に、
「コレステロール摂取量を減らす事が血中コレステロール値の低下につながると
判断できる証拠は出せない、だからコレステロールの摂取制限はしない」
という趣旨の見解を出しています。

 

日本動脈硬化学会が2015年5月に出した
「コレステロール摂取量に関する声明」でも、
「厚生労働省の『日本人の食事摂取基準』において、
健常者の食事中コレステロール摂取量と血中コレステロール値が関係しているという
根拠が十分でないためコレステロール制限は推奨されない、という結論になっており、
日本動脈硬化学会もそれに賛同している」という趣旨の発表がされています。

 

というわけで、健常者であれば、高コレステロール食品の摂取も、
ことさら神経質になって控える必要はないのです。

 

ただし、こうした「コレステロール食品の摂取は気にしなくていい」という見解は、
あくまでも健常者に対するもの。

 

ある条件に該当する人は、高コレステロール食品の摂取を制限することが求められます。

 

 

高コレステロール食品の摂取を制限すべき人とは?

 

では、高コレステロール食品の摂取を制限すべき人に該当する条件とは何かというと…

 

ズバリ「高コレステロール血症」の人です。

 

高コレステロール血症の人は、遺伝・病気・生活習慣などの悪影響によって
コレステロール量調整のバランスが乱れて
悪玉コレステロール過多の状態になっているため、
せめて外部からのコレステロール量を減らすために、
高コレステロール食品の摂取量を制限することが求められるのです。