皮下脂肪とは

ダイエットの成功は「脂肪を減らすこと」。
間違ってはいませんが、身体の中にある脂肪は1つではありません。

 

脂肪の種類によって、それぞれ役割があります。
減らし過ぎると身体には危険な状態を引き起こします。

 

皮下脂肪とは何か?

肌は3層構造でできています。

 

表皮

空気に触れる一番外側の層です。
主に、内部を保護する部分です。
外部から異物が入るのを防ぐ、体の水分が蒸発しすぎないように調整する役割があります。

 

真皮

真皮血管が通っている層です。
表皮と皮下組織の中間にあります。
血管が、栄養・酸素を届け、老廃物や二酸化炭素を持ち去っていきます。
内部の血管より細いので、毛細血管と呼ばれています。

 

また、肌の血管は体温調節の働きがあります。
暑くなると血管を拡げて、血液を多く流します。
そうすると体内の熱を逃がしていきます。逆に、寒くなると収縮し、表面の血液を少なくして熱が逃げるのを防ぎます。

 

皮下組織

皮下組織は肌の3層構造のうち、一番内側にあり、表皮と真皮を支えています。
皮下組織の血管は真皮の毛細血管よりは太く、動脈は真皮に届ける栄養や酸素を供給する源となり、静脈は戻ってきた血液の老廃物や二酸化炭素を集めて持ち去ります。
皮下組織の大部分は皮下脂肪です。

 

皮下脂肪はクッションのように刺激や衝撃を和らげること、
熱を伝えにくい性質で断熱・保温すること、エネルギーを脂肪というかたちで貯めておく役割があります。
部位によって異なりますが、皮下脂肪は1cm以上あります。

 

皮下脂肪の特徴

  1. @エネルギーの一時的な貯蔵
  2. A内臓を正しい位置を保つために蓄積する
  3. B腰回り、お尻、太ももなどの皮下に蓄積する
  4. C長期的なエネルギーの備蓄や放出をする
  5. D体温を保持する
  6. E外部からの強い衝撃を和らげる

 

皮下脂肪型肥満

女性に多く、外見から洋ナシ型肥満とも呼ばれています。
脂肪が皮膚の下に貯まっています。
女性は閉経後には内臓脂肪のほうが貯まりやすい体質になります。

 

見た目からだけで「皮下脂肪型肥満」と判断するには注意が必要です。
皮下脂肪は動脈硬化などとの関連は少ないですが、月経異常、関節痛など睡眠時無呼吸症候群・関節痛・月経異常など他の病気になるリスクが高まります

 

皮下脂肪の減らし過ぎに注意

ダイエットするために脂肪を減らすことばかり考えて落とし続けると、本来の脂肪の役割が損なわれます。

 

体温調節がしにくく気温の変化に対応できない、皮膚の代謝が遅く肌荒れする、ぶつかった衝撃に弱い、備えとしてのエネルギーが足りない、生理がこなくなるなどがあります。

 

健康を維持する適度な脂肪

美容と健康のためにダイエットするのは、とてもいいことです。
しかし、適度な脂肪は持っていなければ健康とは言えません。
脂肪は悪いイメージがありますが、体を守る大切な役割があります。

 

特に、女性にとっては妊娠・出産には重要な存在です。
健康を維持しつつダイエットするためには、摂取カロリーと消費カロリーのバランスを考えて食事の見直しや運動する方法が一番適切な方法です。