内臓脂肪増加による「高血圧」の危険性

血圧とは、血管にかかる圧力のことです。
心臓が収縮して動脈へ送り出すときに一番高くなり、元の大きさに戻った時に一番低くなります。

 

心臓が収縮した時の血圧値を収縮時血圧、元に戻った時の血圧値を拡張期血圧といいます。

 

血圧を測定するときに、家庭ではボタンを押すだけの自動式の血圧計が使われています。
画面表示の上にある数値が収縮時血圧です。その下にある数値が拡張期血圧です。

 

その他に脈拍数も表示される測定器もあるので、説明書を見て確認してください。
収縮時血圧が一番高いことから「上の血圧」、拡張期血圧を「下の血圧」と一般的に使われている表現です。

 

高血圧の診断基準と中間域

高血圧と診断される基準の数値は、上の血圧が140mmHg以上、
または下の血圧が90mmHg以上となっています。

 

正常値は上の血圧が130mmHg未満、または下の血圧が85mmHG以上となっています。

 

高血圧の診断基準と正常値にはどちらにもあてはまらない数値があります。
上の血圧が135〜139mmHgまたは、下の血圧が86〜89mmHgです。

 

この中間の数値をどう捉えたらいいのか、「高血圧までいっていないから大丈夫」なのか。

 

ひとつの目安として、メタボリックシンドロームの検査では、
要注意、これから高血圧に移行する可能性が高い、という危険因子としてみなします。

 

しかし、この中間域では薬を必要とせず、食生活や生活習慣の見直しだけで正常値に戻れる可能性があります。
だからこそ、注目しておきたい数値なのです。

 

高血圧の原因

高血圧の原因は、ほとんどの人が特に原因が特定できない「本態性高血圧」です。

 

しかし、食生活や生活習慣に大きな影響を受けていると考えられています。
年齢が上がるにつれて高血圧と診断される割合が高くなります。

 

30代から増加し始めるので、若いうちから、正常値を保っていけるように気を付けてく必要があります。

 

食生活の中で、高血圧に関わるのが塩分の取りすぎです。
味付けの際に塩以外にも味噌や醤油などに塩分が多く含まれているので、
思っている以上に塩分を摂っていることになります。

 

高血圧の症状

高血圧は自覚症状が出にくいため、気づいていないまま生活を送っていると、
動脈硬化が進みます。

 

ホースのようなチューブに例えると、強い圧力がかけるチューブは曲がりにくく硬くなります。

 

また、古くなるにつれて柔らかさはなくなり傷ついたり破れやすくなります。
これが高血圧も同様に起こり、だんだん柔らかさを失っていくと動脈硬化につながります。

 

高血圧の治療

基本は食生活と生活習慣の改善です。
塩分を控え、出汁や塩分の少ないスパイスを使って薄味でもおいしく食べられるような工夫をしていきます。

 

生活習慣の改善としては軽度の有酸素運動を続けることで血圧を下げる効果があります。
腰や関節に負担がかかりすぎて運動すること事体に問題がある人は医師の相談しながら治療を進めていきます。

 

強い筋トレは血圧がさらに上昇させる原因になるため、注意が必要です。

 

病院での血圧よりも家庭での血圧測定を重視するようになりました。

 

一日の中でも血圧は変動します。
朝・昼・晩の安静した落ち着いた環境で測定し、毎日記録をつけていきます。
病院でのみ血圧が高くなる人もいるので、普段がどうなっているのかを記録、診察で見てもらうことで、治療を進めていきます。

 

食生活や運動習慣の改善をしても血圧が高い状態が続く場合は、血圧を下げる薬を処方されます。
日常生活や家庭内で血圧をコントロールできることが、高血圧の治療で重要視されています。